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ゲシュタルト療法の実際のケーススタディを日本語で解説します。
ケース番号 77 — 冷静さを保つための「バリア」

ケース番号 77 — 冷静さを保つための「バリア」

トムはある問題に関して「視野を広げることができるよう」助けてほしいと言った。彼は信頼関係の大切さを語り、私なら信頼できる人だと言った。 私ははじめに、彼には心を開きたい部分があるのと同時に人には見せたくない部分もあるだろうという推測を述べた。彼には言わなかったが、彼が自分の気持ちではなく「考え」について語ったことをも心にとめておいた。それはトムの感情を取り扱う上で慎重にすすめていかないということを…

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ケース番号 78 — 孤独と人間関係

ケース番号 78 — 孤独と人間関係

タッドという若い男性は子供の頃7歳から14歳の時に寄宿学校に通わされ、両親には休暇の間の2ヶ月だけ毎年会っていたが、彼が家に帰ってきているわずかな時でも父は仕事が忙しくほとんど家にいなかったと語った。 なので私は彼の父親との関係や孤独感について話をした。彼は暗い所にいることも怖かったそうだ。私は彼に自分の孤独をどう受け止めているかを聞いてみた。彼は一方では自分が一匹狼であり自由でいることを好んでい…

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ケース番号 80 — 子供のままの女性

ケース番号 80 — 子供のままの女性

ダイアンは体は小さかったがネルギッシュな若い女性だった。彼女の話し方は「小さい女の子」のようで、よく口をとがらせて話した。 彼女はグループセラピーに来ても「自分が求めているものはここにはない」と言い、「もう全部前に聞いたことだ」や「私はもう知っているわ」などと言った。 これらの言葉以外にも彼女の行動は子供が駄々をこねているようだった。彼女に自分の年齢をいくつに感じるかと聞くと、5歳、と彼女は言った…

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ケース番号 81 — 「涙」を「心の叫び」へと変える

ケース番号 81 — 「涙」を「心の叫び」へと変える

ジェーンとのセッションは「攻撃的な面を外に出し、人との関係を円滑にさせる」ためのカウンセリングセッションだった。「攻撃的な面」というのは怒りや憤りなどの強い感情のことを意味している。ゲシュタルト法では「攻撃性」というのは悪いものでは無く、むしろクライアントにとって良いものだと考えられている。それは無意識に取り入れられた考え(「成すべき」と本人が思っていること」)を分解していくために効果的だからだ。…

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ケース番号 82 — 父を探して

ケース番号 82 — 父を探して

イアンは父親との関係を修復しようとしていた。 彼は41歳で、母親は8年間がんと戦った後、去年亡くなったのだった。母の闘病中はイアンが看病をしていた。彼の兄も母の看病を申し出てくれたが、イアンが彼女の世話をはじめてからは、母は他の人にお世話をしてもらうことを拒んだ。 父は母が癌と診断される半年前から出張でずっと家を出ていたため、母が診断された当時から家族から離れていた。父は他の人と一緒にビジネスをし…

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ケース番号 83 — 今まで大変だったけど、一人でかかえず私とその問題を共有してください。

ケース番号 83 — 今まで大変だったけど、一人でかかえず私とその問題を共有してください。

アデルは政府機関のカスタマーサービスセンターで20年間働いていて、お客さんからの評判は良かったし、自分の仕事もうまくこなしていたが、仕事以外ではあまり社交的ではなかったと話してくれた。同僚は彼女の文句を言っていたし、どこにいってもなかなか友達ができなかった。彼女は人との繋がりを求めていたが、ひとりぼっちで、友達もわずかしかいなく、なかなか前へ進むことができなかった。 彼女はまわりの人が自分の努力を…

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ケース番号 84 — 友達を作るのを手伝ってください

ケース番号 84 — 友達を作るのを手伝ってください

リリーは明るい女性だった。私は彼女の いきいきとしてフレンドリーな性格が気に入った。彼女がいると場が明るくなった。私はそのことを彼女に伝え、また彼女の存在を感謝していることも伝えた。彼女とはすぐにうちとけることができたし、セラピーの場で明るさという良い性質を持ち合わせていて、非難するところのない彼女にどのような悪いところがあるのか全く分からないと言った。 彼女は他にもたくさんの人からこのような素敵…

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ケース番号 85 — 水のないプール

ケース番号 85 — 水のないプール

ダニエールの話を聞いて私は胸がとても悼んだ。彼女も夫も二人とも教師で、よく一緒に旅行したり、外国で英語を教えたりしていた。彼らは大学で知り合い、二人ともクリエイティブでスピリチュアリティに興味があり、美術が好きで、一見、とても仲がいいように見えた。 しかしある時、夫はフランスに美術展覧会のために行ったきり戻らなかった。彼はダニエールになにも言わず、なんの相談も無しに行ってしまい、不法移民としてフラ…

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ケース番号 86 — 肥満の原因

ケース番号 86 — 肥満の原因

ライラは肥満気味だった。肥満の度合いについてはちょうど「やや肥満気味」な体型だったが、もちろん、彼女自身は体型に関しては何も言わなかった。このことは私が彼女と知り合ってから自分で見て観察したことだった。 女性にとっては特に、体型のことはとても複雑で難しい問題であり、セラピーでは避けて通れないが、それと同時に繊細な問題であるため簡単にクライアントにつきつけることはできない。しかし今回の場合、ライラは…

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ケース番号 87 — 「良い夫」、そして「愛」

ケース番号 87 — 「良い夫」、そして「愛」

チュアンは今まで一度もセラピーをうけたことがなかった。彼はビジネスマンであり、父は小さな牧場を持っていて木で物を作ることを趣味としていた。父は狩りが好きだったので、家では大きい犬を何匹か飼っていた、などと懐かしい子供の頃の話を語ってくれた。しかし中学校に上がるとチュアンは父と別れて住んでいたため、父が恋しかったと語った。 彼は学校ではいつも優等生だったが、父はそのことをなかなかほめてはくれなかった…

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